資生堂「新しい私になって」篇

CM大好き

 テレビはほとんど見ませんが、よく練られたCMは短時間の美という感じでとても好きです。

1分半という短時間に込められた資生堂の想い

 最近のお気に入りCMは、資生堂の「新しい私になって」篇です。

本家ストリーミング

出演者はMAIKO、歌は熊木杏里です。

MAIKO
熊木杏里

新しい私になって 熊木杏里 - 新しい私になって - EP
熊木杏里
発売日: 2006年11月22日

  1. 新しい私になって
  2. 風の記憶
  3. 朝の夜更かし

 あらすじは見ていただければいいんですが(言葉にしてしまうと自分の表現が稚拙なので陳腐だな)

失恋をした女性が、洗顔をし、化粧をすることで、そのショックから少し立ち直り、また新しい明日へと歩いてゆく

というものです。

 女優さんの何とも言えない表情と、熊木杏里の透き通った歌声、ビブラートのかかった美しい歌声がとても合っているように感じます。

 終わりの方で、さりげなくナレーションが入ります。

新しい自分に生まれ変わったら

きっと
もっと美しい明日がやってくる

 個人的には、新しい自分に生まれ変わっ「たら」という条件付きなのが鼻につくのですが、まあそこは仕方ないとして、資生堂からのメッセージがよく伝わってきます。

 私には

資生堂は、ただ単に人を美しくする化粧品を作るのではなく、

「日々を美しくする化粧品」を作ります。

というように聞こえました。

 化粧品というものを通して、美しい日々を作れたらという哲学。女優さんと歌に合わせてそんな哲学が聞こえてきて、このCM自体がすばらしく美しいものに感じられました。

一生も 一瞬も 美しく

一瞬も 一生も 美しく

 そして、最後のメッセージ「一瞬も 一生も 美しく」というキャッチコピー。上記のメッセージを強くアピールするための、簡潔であるけれども、必要なことはすべて表すというキャッチコピーの良さがよく現れています。

 いつものキレイな女優さんがたくさん出演しているCMも目の保養という意味ではいいですが、こういうような「美しい」CMを放送してもらうと、ちょっと肩入れしたくなる、そんな感想を持ちました。

P.S.
 以前、資生堂のことを書いたらアクセスがあったから、今回もアクセスあるんだろうなぁ。

# 2007/1/25 追記 楽曲情報追加しました。
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