紀伊國屋書店のハイブリッドWebが使い物にならなくなった

 結構ぎりぎり絶版本を購入する場合が多いです。

 そんなときはいろいろとオンライン書店をかけずり回って購入します。

 利用したものの中の一つに紀伊国屋書店のBookWebがありました。このサービスはちょっと複雑でして、新宿本店と南店に在庫があるものはBookWebで注文ができ、そのほかの地方の支店にあるものはそこからシームレスにつながっていたハイブリッドWebから注文ができました。

 このハイブリッドWebはなかなか捨てられないもので、BookWebでログインして利用するといくつかの店舗ではクレジットカードが使用できるという仕組みになっていたので、たびたび利用させてもらっていました。

 しかしながら、最近紀伊國屋書店はBookWebを改造したようでBookWebからハイブリッドWebの注文ができなくなってしまいました。しかも、ログイン情報は使えずにクレジットカードも利用できないため、代金引換のみ。

 今までは5,000円以上であれば、送料だけであったのにさらに代金引換の手数料まで。いや、手数料は重要ではありません。代金引換ということの面倒さです。

 まさに先日話題になった、新生銀行のオンラインバンキングが使いにくいという話題を思い出しました。

ひとつだけハッキリ言えるのは、ユーザビリティ(=ユーザ満足)を軽視する企業は、製造業であれ、銀行であれ、小売りであれ、サービス業であれ、必ず最後には「緩慢な死を迎える」ということです。そして、「使い勝手」に関するユーザの声というのは、作る側でも上司を説得するのが難しいように、ユーザから企業に伝わりにくいものなのです。

 BookWebは既存の顧客が混同するといっていましたが、ただ安直にサービスを削除するという方法でサービスを改悪をしてしまいました・・・。これは非常に残念といわざるを得ません。