書評: ねじまき鳥クロニクル 第1部 泥棒かささぎ編

ねじまき鳥クロニクル 第1部 泥棒かささぎ編
著者: 村上春樹
ページ数: 312ページ
出版社: 新潮社
発売日: 1997年9月

 普段はあまり小説は読まないが、今年はもっと小説を読もうと思っている。きっかけの一つは森博嗣のこの言葉だった。

小説を読む人は、フィクションの中に、自分を導く真理を見つけようとする傾向がある。でも、小説を読み慣れない人間からしてみると、架空の人物の台詞なんか、まったく重みがない(どうせ作りものだ)。だから、ノンフィクションの中で真理を探そうとする。

 もう一つは、角田光代の「対岸の彼女」を読んだことだった。

対岸の彼女

 閑話休題。

 まだ1巻しか読んでないので(残りは注文中)何とも言えないのだけれど、おもしろいというのとなんだか哲学的だなぁということは分かった。どこが哲学的だと感じたのかは、主人公が哲学している部分を抜き出せばそれでおしまいなのだが、どうおもしろいのか?何がおもしろいのか?それがちゃんと書ければいいのだけれど、うまく書けない。とにかく引き込まれるということだけは確かだった。

 これぐらいしか、わたしには書けない。

 今はまだ何もつながっていない状況なので、人間はあまりにも分からないものに対しては魅力を感じるのだろうか?とにかく、早く続きが読みたい。

 目標まで残り197冊。