書評: 答えが見つかるまで考え抜く技術

答えが見つかるまで考え抜く技術
著者: 表三郎
ページ数: 190ページ
出版社: サンマーク出版
発売日: 2008年1月

 またまたこういう本を読んでしまってすみません。こういうのばっかりっていうのは好きなのかなぁ?自分って思ってしまう。好きなんだけど(笑)。買ってだいたい、あーそうだよねと新たに考えさせられるということなしに、すでに考えたことだとして同意している。もちろん、考えたことと違っていたり、それは違うだろうと思っていればつっこみはするけれども。

 この本はちょっと表題と違っているように感じる。「答えが見つかるまで考え抜く技術」なので、自分が得たいところとすれば「どうすれば考え抜けるのか?」というところにある。確かに、具体的に筆者はこう考えているということは書かれているのだけれども、どうも深さが足りない。抽象さというのだろうか?正直そういうのであれば、たとえば森博嗣のblogを読んでいる方がもっと深いことが得られるのである。

 逆にいうと、自分自身は考え抜いていないなと感じるのだけれども、その考え抜いたという状況、つまりはどうすれば考え抜いたと言えるのかということを自分自身が明確に掴みあぐねているのかもしれない。その答えはこの「どうしたら考え抜くことができるのか?」という問いの答えに近いのかもしれない。

 目標まで残り175冊。