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本当にショックですよ

元文化庁長官の河合隼雄さん死去
 たぶんこうなってしまうだろうと思いつつ、起こってしまいました。確か倒れられたのはちょうど一年くらい前のことだったと思います。

 何冊もある著作を何冊も読ませていただきました。2桁はいったと思う。

 なんていうのだろう?アンビバレンツの良さというのか?適当さの良さというのか?いや、もっともっと物事をいろんな面から見ることの大切さを教えていただいた。そこが一番大きいですね。本当に。

 物事は決して一面的からではないということ。

 今の自分の一部をなしているそんな気がしています。

 賛否両論あると思いますが、惜しい人を亡くしてしまったと思います。

 本当にご冥福をお祈りいたします。

破壊的イノベーション?

米シーゲイトCEO記者会見──「ユーザーはSSDよりHDDを“絶対”選ぶ」
 たぶん、この発言を真に受けるとイノベーションのジレンマに巻き込まれるような気がする。一応ある程度研究はやっていると思うけれど。

 SSDって破壊的イノベーションのにおいがぷんぷんする。ほんとに。

遅ればせながら、Leopard

 先日のWWDCではLeopardの発表がありました。正直、iChatがどうとかは興味がないのですが、ジョブズのプレゼンの中で個人的に重要だなぁと思ったのは以下の3つです。

  • 新Finder
  • .Macとの連携(FolderShareのような)
  • シームレスな64-bit対応

 

 やはり驚いたのは”One more thing…”の、Windows版Safariでした。全くの予想外。ジョブズはiTunesが成功したからといっていますが、iTunesの場合はiPodという魅力的なデバイスがあったからのような気がします。と、ここまで書いて、そんなことうまく行くのかなぁ?と書こうと思ったら、あっと気がつきました。iPhone。

重要なのは Leopard ではなく Safari だ:Paul Thurrott

 先日、この記事を読んだときは自分の頭の中では、何となくiPhoneではSafariが外部プログラマのアプリケーションプラットホームであるから、Windows版を出すことが意味があるんだと思っていました。よくよく考えてみると、もちろんそういう開発という意味も多分にあるんでしょうが、iPhoneがいい → iPhoneの基盤を担っているSafariがいい → Safariを使ってみる → 口コミという流れを狙っているのではないかと思えてきました。それはまるで、(もちろんiPodの場合はiTunesが必須という点で違いがあるのですが)iPodがよさそう → iTunesを使ってみる → 口コミのような同じスパイラルのような。

 

 さらに、そんなSafari 3に関連して、こんな記事が出ています。

Mac & Win両対応のSafari 3 パブリックβを試す

そのうちDarwinの一部として公開されているCore Foundationはともかく、プロプライエタリなCoreGraphics(Quartz 2D)が使用されていることの意味は大きい。というのも、同じくWebKitを使用するAdobe AIR(旧Apollo)は、CoreGraphicsではなくCairoを利用しているからだ。ここに、AppleのWindowsに対する今後の取り組み姿勢が垣間見えるような気がするのだが……。

 記事を見るまで気がつかなかったのですが、なんとCoreGraphicsも搭載されているということでした。そして、引用したこのCoreGraphicsの搭載が意味することが非常に気になるところです。

 そんなこんなで、レンダリングの違いを見てみましょう(クリックで大きくなります)。

Internet Explorer 6 and Safari 3 Beta (Windows)
Internet Explorer 6 and Safari 3 Beta (Windows)

Safari 2 and Safari 3 Beta (Windows)
Safari 2 and Safari 3 Beta (Windows)

 IE6とSafari 3のレンダリングは、特にアンチエイリアシングが効いているいないが大きいです。もうこれは個人の好みになってしまうと思いますが、私はやはりSafariのレンダリングが読みやすい。MacでもFirefoxを使わずにSafariを少しぐらい低機能でも使うというのは、ここに理由があります。

 Safari 2(Mac版)とSafari 3(Windows版)のレンダリングの違いは文字に関しては、ないのではないかと思われます(ほんとはピクセルごとに見るべき何でしょうが、その元気まではない)。

 

 もう一つ重要な部分は、見えない部分だけれど、OSの足腰。それについては、AppleはWebサイトで結構詳しく書いてくれています。

Apple – Mac OS X Leopard – Technology

 特にマルチコアとタスクスケジューラの強化はもっとも期待している点です。今のTigerはWindowsからSwitchしたとき、動作が緩慢(特にタスクスイッチング)な印象を受けましたので。

 噂によると、虹色くるくるバイバイ!というぐらいだとか。Tigerで搭載されたSpotlightというような花形の強化はLeopardではあまりないような気がしますが、このような強化は日々使うときに最も影響するので、間違いなくアップグレードする価値があるでしょう(バグの状況を見ながら)。

 

 どちらにせよ早く使ってみたいですね(できたら新しいマシンで)。

琢磨おめでとう!

 今日のF1カナダグランプリ、最後の方は絶叫しまくりでした!琢磨がラルフやアロンソを抜く瞬間とかめちゃめちゃ感動したし、鳥肌立ったし。やっぱりF1は見ていて本当に楽しい。あの給油のがなければと思いますが(デビットソンもあのピットがなければ相当いい順位だったし)、それでも6位というのは今シーズン始まるときは考えられなくて、めちゃめちゃ嬉しいです。

 今年のSuper Aguriはまだまだ色々とやってくれそうで、まだまだ期待しています。

 YouTubeにあのシーンアップされないかな。

追記: ありました。

 しびれますな。これからも本当に自信を持って闘ってほしい。

新型MacBook Pro 発売!

 噂通り、新型のMacBook Proが発売になりました。

 注目ポイントがいくつかありまして

  • チップセットがCrestlineになったため最大4 GBのメモリを搭載可能!
  • 15インチモデル 1 はLEDディスプレーに(100 g軽くなる)
  • 17インチモデルはついにHD(1920 * 1200)を選択できるように
  • GeForce 8600M GTを搭載(かなりグラフィックがアップしたのでは?)

 正直、かなりいいです。15インチもHDが選べて、17インチもLEDであればスペック的には万々歳かなぁと言うくらいだし、あとは重さと値段ぐらいですね。

 本当にほしいです。でも、今のところお金がないので我慢我慢。

  1. 17インチモデルはLCDですが次のアップデートでLEDになるでしょう []

あっという間に2 GBのメモリが購入可能圏内に

 ちょうど1年前にMacBookを購入した際に、1 GBのメモリを2枚購入しました。Sanmaxのメモリを購入したのですが、その頃大体1枚15,000円ぐらいでした。

 今同じ値段で、2 GBのメモリが1枚買えてしまいます。まさかここまで下がるとは思ってもいませんでした。その価格推移を見るのにちょうどいいのはバッファローでしょう。自分がノートユーザーなのでノート用のA2/667-2Gを例にとってみます。

2006年10月4日(発売): 170,000円(受注生産)

2007年3月1日: 96,100円

2007年4月27日: 27,400円(通常生産品へ)

2007年5月16日: 20,000円

そして本日2007年6月1日、また価格改定が発表されました。

2007年6月1日: 14,900円

 わずか3ヶ月で96,100 → 14,900と15%になってしまいました(15%引きとは話が違います)。自分がもし経営していたらもうなんていうか・・・、在庫が本当に恐いですね。

 でも消費者としては嬉しいことで(買い時がつかめないのは嬉しい悲鳴)これなら、次は余裕で2 GB × 2の4 GBにいけそうです。2 GBでは足りないのでとても嬉しい。ヨドバシカメラでは14,800円の18%還元ですから、12,000円ちょいで買えることになってしまいます。まだまだ下がるのか?楽しみな日々は続きます。

ヨドバシカメラ: A2/N667-2G

Parallels Desktop 3.0 for Mac

Parallels Desktop 3.0 for Mac

 Mac用の仮想マシン作成ソフトで有名なParallelsがParallels Desktop for Macの新バージョン3.0を予告しています。50以上の新機能と100以上のバグ修正と書いてあります。

完全にシームレスなユーザー体験(未だにこれ似合う日本語ありませんね)

  • Parallels SmartSelectによるアプリケーションとファイルの異種OS間での統合。
  • Parallels Explorerによるオフラインでの仮想マシンへのアクセス。
  • Coherence 2.0。共有フォルダとUIの機能強化。
  • Mac OS XとLinuxをシームレスに統合するLinuxツール

ネイティブハードウェア体験

  • 熱いゲームを楽しむため、より多くの有名なアプリケーションを動かすための3D グラフィックスサポート。
  • USB 2.0デバイスサポートの機能強化。
  • USB接続アシスタントにより、選択したOSへ素早く接続。
  • 異種OS間でのプリンタ共有。
  • パフォーマンスとオーディオクオリティの大きな向上。

災難への防衛

  • 問題発生?すぐにそして簡単にクリーンな仮想マシンへと元に戻せます。
  • スナップショットを使って仮想マシンを保護します。
  • Security Managerによる統合と分離レベルをコントロールできます。
  • 仮想マシンを読み込み専用にできます。
  • ウィルス・スパイウェア防衛ソフトのKaspersky、6ヶ月フリーの体験版が付いてきます。

 ちなみに、VistaのAeroにもすぐに対応すると書いてあります。

 既存ユーザーのアップグレード料金は6月6日まで39.99ドルだそうです。それ以降は49.99ドル。ちょうどParallelsを使い始めて1年ぐらいなのでちょうどいい頃でしょう。バージョン2.5になって機能は強化されましたが、重くなってしまったので軽くなってくれることを期待しています。今までの出来に投資ということで、早速アップグレード料金を払っておきました。発売までが楽しみでなりません。

さよなら、カスラック!!!という希望

EMI Music、GoogleおよびYouTubeとライセンス契約を締結
 どんどん世界は進みます。

 素晴らしいのはここ。

これに関連して、EMI、YouTube、Googleの3社は、こうしたユーザーが作成したビデオコンテンツの中でEMIの著作物を利用する際のビジネスモデルを共同開発することで合意した。その手段の1つとして、EMIは同社の著作物がYouTubeの中でどのように使用されているかを確認するためにYouTubeのコンテンツ管理ツールを使用し、これらのコンテンツから収益を得て、所属アーティストに支払いを行なう。これらのツールはEMIの著作物が違法に扱われた場合にYouTubeから削除する場合にも使用されることになっている。

 技術をユーザーを縛るために使うのではなく、アーティストに還元する方向に使う。かなり感動してしまいました。

 先日のiTunesのDRMなし版であるiTunes Plusでは、海外のEMIだけ対応するのかと思いきや、日本のEMIも対応したので(値段が高いのはあれですが・・・)もしかしたらのもしかしたらと期待をしてしまいます。これが実現すると、アーティストにほぼ直接お金が行くようになるので、カスラックがまさに骨抜きになります(といいつつ、カスラックは管理料と称してYouTubeに請求しようとするのは目に見えていますが・・・)。なので、この状況を打開するためにも日本のEMIには頑張ってほしいなぁと思います。

 とにかく、あんな悪徳企業はなんとしてもつぶさないといけない。創造的破壊が必要です。AppleがMDに向けたこのキャッチコピーを餞(はなむけ)に。

Hello YouTube. Goodbye JASRAC.