Monthly Archives: May 2010

O’Reillyの電子書籍iPhoneアプリから.epubファイルを自作する

O’Reillyでは低価格で電子書籍のiPhoneアプリケーションを配布しています。

このように600円とか700円とかのものが非常に多いです。
こんな低価格でも十分太っ腹なのに、さらにすごいのは、アプリを解凍してあげれば中にEPUBフォーマットで作成されたフォルダがまんま入っていて、自由にMacからでも見ることが出来る点です。

当のO’Reillyのサイトにもやり方が書いてあります。
Ebook Bundles – Getting The Most

  1. iTunesで購入した本を選択し右クリックし、「Finder」を選択。
  2. そのアプリのファイル(〜.ipa)を探す(多分すでにフォーカスが当たっている)。
  3. そのアプリのファイルを別のところにコピーし、拡張子をzipにリネーム。
  4. zipを解凍し、中に入っているPayload/bookというフォルダがEPUBフォーマットになっている。
  5. さらにその中のOEBPSフォルダを開けばxhtmlがあるので、それを表示させればMacでも表示が出来る。

せっかくEPUBフォーマットになっているのですから、ここはiPadのiBooksで表示させたい。
ということで、.epubファイルを作成します。

  1. bookフォルダ以下のMETA-INF, mimetype, OEBPSの3つのフォルダを選択する。
  2. 右クリックし「3項目を圧縮」を選択。
  3. 出来たzipファイルの拡張子を.epubに変更する。

あとはiTunesにドロップしてあげましょう。
まだiPadを持っていないので、実際にiBooksに転送して見ることは出来ませんが、今から非常に楽しみです。

P.S.
Mac/iPhoneアプリもあるStanzaでも転送することが出来、表示することが出来ました。1

参考文献

  1. もともとのO’ReillyのiPhoneアプリのバックエンドはStanzaですから当たり前といえば当たり前ですが・・・。 []