Monthly Archives: June 2008

紙面という制約

Evernoteというデジタルスクラップブックがあります。
Remember everything. | Evernote Corporation

これのよいところは、デジタルスクラップブックですからデジタル化できるものはなんでも入れることが可能で、しかも英語に関してはかなり優秀な文字認識が付いていますので、画像の中に含まれている文字でさえ検索が可能ということです。

実はこれを使って、中村俊輔の察知力の中で記されているようなサッカーノートのようなものを作れないかということを考えていましたが、どうにもイマイチなような気がします。

何がイマイチなのだろうかと考えていて、明らかに紙の方が物事を考えながら描いていくということに関しては優れているような気がしますが(しかしながら、この理由が明確に正確に説明できません)、それとともに紙面という制約は大きいような気がしました。

デジタルツールでは特に紙面という制約はありませんので、書きたいだけ下に書いていくことができます。
それが意外と仇になりはしないだろうかと。

紙面という制約がないと、どこまで書きつづっていけば終わるのだろうかという(実際には終わりがないのですが)、どこで区切ればいいのだろうか?という漠然という不安があります。

かといって日付で区切ってしまうと、今日はなんだか書いた量が少ないんじゃないかとか余計なことを気にしてしまいます(たとえば今日は日付を書いただけじゃんとか、あまりにももったいない気がする)。

そして、デジタルツールは編集が簡単です。
先ほどの今日は日付を書いただけという日は消してしまえばいい。

でも、それがかえって続かない原因になりはしないだろうか?という気になっています。

かといって、項目ごとに書いてしまうと、過去の自分が何を考えたのかというのを残さなくなりそうです。
日付を入れればいいじゃないかといわれればそうなのですが、 デジタルツールはあまりにも項目ごとにきれいに整理できるので、書いた日付なんて文章に入れたくはない訳です。

うーんここまで書いてきて、よくわからなくなってきた。

ただの心理的問題なのか?
あまり考えていないという問題から目を背けたいだけという。

もうちょっと考えないと、感じないと、実際にやってみないとダメかも。
Evernoteを嫌でも良いから使ってみるとか。

SQLite 3では?インデックスの名前はユニークである必要がある

Crêpeのおかげで最近はSQLite 3にどっぷりで、SQLでデータベースを操作するのは非常に楽しいです。

SQLiteではというか、SQLでは高速に検索を実行するためにはインデックスの作成がかかせません。
インデックスを作成しているかしていないかで検索スピードが100倍以上変わることも珍しくありません。

そのためインデックスを作成する訳ですが、 次のような構文で作成することができます。

CREATE INDEX idx_hoge ON piyo(hoge);

piyoがテーブル名、hogeが列名になり、作成されるidx_hogeがhogeに対するインデックス名になります。

逆にインデックスを削除するときは

DROP INDEX idx_hoge;

です。ただ、いつも参考にしている本の一つ、「ぐんぐん実力がつく! 逆算式SQL教科書」ではMySQLを使っている関係上、構文は次のようになります。

DROP INDEX idx_hoge ON piyo(hoge);

ぐんぐん実力がつく! 逆算式SQL教科書
著者: 小野哲
ページ数: 288ページ
出版社: 技術評論社
発売日: 2007年12月26日

これらの構文を見て勝手に勘違いをしました(自分が勝手に勘違いをしただけで、この本自体は何度も参照するとても良い本です)。
インデックス名は同じテーブル内でユニークであればいいと。

でも実際にSQLite 3でスキーマを調べられる.schema命令を使ってみると、作成されていませんでした。
今まではRubyでCREATE INDEXをしていたので、そのときはなぜかエラーが出ていなかったので気づきませんでした(どうもいままではほぼ主キーを使っていたのでうまいこといっていたらしい)。

MySQLでは調べたりなくて、同じなのかどうかちょっとわからないのですが、これからインデックスを作成する際には

CREATE INDEX idx_piyo_hoge ON piyo(hoge);

のようにインデックス名にテーブル名も含めようと思います。

Maroon 5 – Won’t go home without you

以前、たまたまマトリックス・リローデッドを見ていたらというエントリで気になったもう一つのCMが思い出せないと書きましたが、マトリックス・レボリューションズか何かをみていたら思い出しました(というかそれをみた)。

正解はトヨタのVitzのCMでした。
そこに出てきたMaroon 5っぽいのを聞いて、どれなんだろうと調べようと思っていたのでした。

このCMに使われていたのはMaroon 5のWon’t go home without you

よくよく聞けば、Maroon 5だっていうのはすぐわかる声だったのにそのときは気づきませんでした。
2007年に発売された「It Won’t Be Soon Before Long」というセカンドアルバムに収録されているようです。

It Won’t Be Soon Before Long
アーティスト: Maroon 5
レーベル: UMVD
発売日: 2007年5月21日

いやー、いい曲です。
ボーカルの人(すみません、名前知らず)の声がよく合っていると思いした。
というか、感想それぐらいしか書けないのですが、好きです。

というかファーストアルバムを買っていたのだから、セカンド聞いてみればよかったのに自分っていう感じです。
ちなみにファーストはこちら。

Songs About Jane
アーティスト: Maroon 5
レーベル: A&M / Octone
発売日: 2002年6月25日

ファーストアルバムはこれも化粧品のCMか何かで惹かれて買ったのでした。
発売は結構前だったのですね。

Friioその後

Friioを購入して、先日届いたのですが・・・、思わぬことになりました。

うち一軒家なんですが新幹線が通るすぐ横に立っているので、家自体にはアンテナがありません。
代わりに、近くにある共同アンテナが立っているらしくそこで受信した電波を使っています。

今まで、某団体とかが嫌でデジタルテレビに関する機器は買っておらず、Friioが地上デジタルが映る唯一の機器になる訳なんですが、つないでみたところシグナルレベルが0。
つまりは電波が入っていないということになります。

UHFのTVKが映っているので、てっきり地上デジタルも映るものだと思っていましたが・・・。

グーグル先生に聞いてみると、どうやらTVKが発信しているアンテナと東京タワーの方向は違うので、TVK向けに向いていても東京タワーに向いていなければ映らないということでした・・・。

せっかくだから7月7日から始まる、夏目友人帳を録画しようと思ったんだけどなぁ・・・。

察知力

今日もモーニング・ページをやりました。

察知力
著者: 中村俊輔
ページ数: 213ページ
出版社: 幻冬舎
発売日: 2008年5月

最近は本を買うのを自粛しているのですが、以前新聞を開いて(といっても最近は、日曜の書評と、半分より下側にある本の広告ぐらいにしか興味がないのですが)目にとまったのがこの中村俊輔による察知力。

そのときの広告にはたぶん、この本の裏表紙に書いてあることが書いてあったのですが、タイトルとそれでビビビと来た訳です。

自分より身体能力の高い選手と戦うには、相手よりも先に動き出すこと。そのときに必須なのが、瞬時に状況判断をして正解を導く力だ。それを、中村俊輔は「察知力」と呼ぶ。サッカーでは一瞬の判断が勝敗を決する。彼は、毎日の反復練習と情報収集、こまめな目標設定と自己反省を、特にノートに「書き付ける」ことで、自分を客観視し、この力を磨いてきた。世界から注目される名選手の心身鍛練術は“シンプルなことの継続”だった。

中村俊輔 著『察知力』

帰りに途中まで読みましたが、サッカーのことしか書いてありませんが、自分はサッカーのことは読んでいません。サッカーという単語を読者が読みたい○○○という単語で置き換えて読むことができる本です。

最初にモーニング・ページの話題を出しました。
この本を読みながら、モーニング・ページのことを考えていました。

あのモーニング・ページの一つの意味は先日も書いたように頭の中をはき出すということです。
そしてもう一つの意味は、自分を客観視するということです。

彼はサッカーノートに自分が考えていたこと、これからしなければならないことを記し、それが客観視することに繋がったと書いています。

試合前に、試合でのテーマ、何を意識してプレーすべきかを書く。

そして、試合が終わったあと、試合を振り返り、試合の感想から始まって、攻撃面でのよかったところ・悪かったところ、守備面でのプラス・マイナス、僕個人のことだけでなく、チーム全体のことなど、気がついたことはなんでも書いた。チームメイトはもちろん、気になった相手選手についても書いた。

明日からの練習で、やらなくちゃいけないこと、補わなくちゃいけないことについても。どんな練習をすれば、足りない点を伸ばせるのか? など、いろいろ考えて書きまくった。

書くという作業をすることで、自分の気持ちや考えを整理できる。それを繰り返すうちに、自分のことを客観的に見つめることができるようにもなった。ノートを書くことで落ち着けるし、過去の自分の歩みが綴られているから、時間が経ってからそれを読むと、いろんなことを再発見できる。

中村俊輔 著『察知力』

今、ここで心理療法における客観視、そしてこの自分自身の能力を伸ばす上での客観視とを、もう数冊、たとえば苅谷剛彦 著の「知的複眼思考法」などから引用して書いてもいいのかもしれないけれども、あまりにも長くなりそうなので止めておきます。
でも、個人的にはこの客観視ということにかなり注目しているってことが書きたかったのです。

個人的にはかなりすごい本だと感じました。

ectoにするか、kakuにするか・・・

先日、ectoというブログエディタについてご紹介しましたが、もう一つkakuというブログエディタがあります。
cocoa*life » ectoはじめました。
ppmweb » Kaku

実は先日のectoはじめましたというのは最初はkakuで書いていたのですが、途中からectoに差し替えました(ぉぃ。

それはectoの方がただ単にWYSIWYGで書けるという点で高機能だったからというだけで、たとえばリンクを挿入するといった点ではkakuの方が楽だったりします。

両者それなりにいい面を持っていて、ectoを使い続けるのであればそろそろお金を払おうかなぁと考えているところなので、ちょっと迷っているということですね。

2,000円ちょっとと言うことでそんな出費ぐらい出し惜しみするなといわれれば全くその通りなのですけれどもね・・・。
無駄に悩んでいると本当に時間ばっかりが経ってしまって、何ら生産性がないということに気づきます。

モーニング・ページをやってみる

我が積ん読本の一つに「ずっとやりたかったことを、やりなさい」という本がある。

ずっとやりたかったことを、やりなさい。
著者: Julia Cameron
ページ数: 262ページ
出版社: サンマーク出版
発売日: 2001年4月

創造性を高めるためのワークをするという自助本なのだけれども、サンマーク出版でスピリチュアル云々と出てくるので、一部の人が怒り狂うのかもしれないけれども、それは置いておくことにする(私は興味がない)。
といいつつも、最初にこの本を手に取ったのは2年以上前だと思うのだけれども(いつ買ったのかは憶えていない) 、そのときははじめにの部分でくらくらして、ほとんど読まずに放置したのだと思う。

今回もくらくらするはしたのだけれども、そこを読み通して、最初の部分に出てくる「モーニング・ページ」というところを読んでぴーんと来た。

モーニング・ページというのは朝起きて、3枚ほど(どんな大きさかは知らないが)自分の思ったことをそのまま書き出す作業のこと。
特に何を書かなければならないということでもない。
何も浮かばないのであれば「何も浮かばない」と書き続ければいいそう。

この作業を毎朝続けるということが大事なんだそうだ。

ぴーんと来た理由はこの書き出すという作業。
思ったことをありのままに書き出す作業というのは心の掃除なるのではないかと思った。

これとはちょっと違うが、David Allenによって提唱されたGTDという仕事の仕方と似ているなと思った。
Getting Things Done – Wikipedia

Getting Things Done: The Art of Stress-Free Productivity
著者: David Allen
ページ数: 267ページ
出版社: Penguin USA
発売日: 2003年1月

GTDも頭の中に入っているタスクを全部書き出してしまうことで、頭がすっきりし、あとはそのタスクだけをすれば良いという安心感が残る。

このモーニング・ページも漠然と思っていることを漠然としたまま書き出してしまうことで、頭がすっきりするのではないかと。
そこが同じ部分なのではないかと感じた。

実際、今日モーニング・ページをやってみたが、つらつらと脈絡もなく思っていることを書くのはそこそこ楽しいことなのかもしれないと感じた。
少し続けてみようと思う。