Monthly Archives: April 2008

鬼束ちひろコンサート

昨晩、鬼束ちひろのコンサートに行ってきました。

彼女のコンサートに行ったのは初めてだったのですが、もうね、今までの声の不調が嘘のように、声が完全復活 + αになっていました。DVDで観た武道館のライブもすごかったと思ったのですが、(DVDと比べてはいけませんが)遙かに超えていたと思います。

シングル発売時にテレビなどで流星群やら、色々歌ってくれていましたが、正直音程がずれてしまっていたりしてだいぶん下手になってしまっていたのですが、今回はもう大丈夫。全盛期のように「狂気」というのが適切な魂のこもった歌でした。

最後に新曲の蛍を歌ってくれたのですが、名曲になりそうな予感がしました。色々な意味で完全復活になってきたのではないかと感じています。やはり彼女は唯一無二の天才だというのを改めて感じました。

すごいばっかり連発してすみません。表現力がないので、これぐらいしか言えません。でも、DVDが発売されたら迷わず購入したいし、ライブ自体また行きたいな。

P.S.
でも、途中かなり眠かったのは1/f揺らぎがアルファー波を出しまくってくれたのだと勝手に思います。それぐらい声がよかった。

iPhone用のソフト

iPhone用のソフトで、作りたいものが一つできたのだけれども、如何せん時間がない。。。

やっぱりやりたいことをやるためには超優秀になるしかないのか。

自動分包機の仕組み

散剤の自動分包機の仕組みがちっともわからない。

円盤がついていて、円盤の上に均一に粉を捲くというところまではわかる。

問題はその後。円盤の一周の長さは一定で、かつ一包一包作るときに掻き出すへらの幅は変わったりはできない。そして、捲く日数、つまり何包作るかというのはそのとき次第。だとするとなぜ必要な量だけきちんと捲くことができるのだろうか?

考えられるものとしては円盤の全部を使わずに一部せき止めている。でも、そんな風には見えない(円盤全体を使っているかどうかはわからないのだけれども)。しかも、一度粉を円盤の上に捲き終わった後に、円盤を高速で回転させ、均等にならしているように見える。一部をせき止めるとしたら、そのときにせき止めたところの周辺の高さが高くなるのではないか?

この例では最初から42包と決めうちされてるし。30包とか、84包だったらどうするのよ?

岩田さんの働く論の純粋さ

敢えて働く論というなさそうな言葉を使ってみました。

昨日まで「ほぼ日刊イトイ新聞」にて、任天堂社長の岩田さんと、糸井さんの働くことについての対談が順々に掲載されていっていました。

星空の下の仕事観

この二人の対談はやっぱりいつもステキで、今回のもステキなんですがもう少し気づいたことがありました。二人ともすごく純粋なんですね。すごく。

私のそういった姿勢というのは、
自分が30代前半のころに
糸井さんと会って学んだことなんです。
自分より10歳年上の糸井さんが、
自分の知らないことをできる人に
すごく敬意を持って接しているのを見て、
「かっこいい。ああなりたい」って思ったんです。

きれいなものもきたないものもわかった上で(ここの部分は憶測ですが)、それでもきれいでいたいというような純粋さが見えるような気がします。

よく世の中はそんなにきれいごとではすまないという言い方もされますが、それはもしかしたらその人が傷ついたことによるあきらめなのかもしれないなと。きれいなものもきたないものも見てきて、その上でそれでもきれいなものを取ろうとするのはとてつもなくすごいことなのじゃないかと思います。

でも、本当はその対談にも書いてあるようにこのように考えることが実は一番楽しかったということだけなのかもしれません。

LeopardでFreeBSDのインストール用フロッピーディスクを作成する

以下備忘録です。

フロッピーディスクのデバイス名を得る(私の場合は、/dev/disk1でした)。

% df

アンマウントする(しないと以下の操作で、リソースがbusyだといわれる)。

% diskutil unmout /Volumes/Untitled
% dd if=ディスクイメージのパス of=/dev/disk1

64-bitのイメージを作ったものの、使おうとしたサーバーは32-bitしか動かないようだったので、起動しませんでしたが、たぶんこれで問題ないはずだと思います(結局もう一度32-bitのイメージを他の人にWindowsで作ってもらった)。

考えてから行動することと、行動してから考えること

宮本茂さん、『Wii Fit』などを語る。

あのね、ま、言いづらい話なんですけど、
世の中には「頭のいい人になりたい人」というのが
すごくたくさんいてね、多くの場合、
その人たちが迷惑をかけるんですよ。
なぜかというと、頭のいい人になりたい人たちは、
すごく頭のいいことを考えて、
みんながそれに従えば
世の中がよくなると思ってるんです。
で、法律や、決まりや、
マニュアルをたくさんつくる。
それに従えば幸せがやってくると思って。

(略)

そうすると、頭のいい人になりたい人たちは、
「どうして大衆ってバカなんだろう」って
もう、涙を流しながら思うんです。
「だから戦争が起こるんだ」とか言うんです。
でもね、彼らが言うようなことが、
世の中を変えたことは一度もないんですよ。
まあ、変える手伝いくらいにはなるにしても、
本当になにかを変えるようなものっていうのは、
「こっちのほうが美味しかったぞ」とか、
「つかってみたら便利で、もう戻れないや」とか、
そういう「事実が先に突っ走ったこと」ばかりで、
決まりやルールは、あとからできるんです。

自分は無駄に考えすぎてそれで諦めてしまうのかなぁと思います。たぶんそれは無理なんですよね。全く考えなしに始めるのがいいというわけではないけれども、考えてから始めたとしても、始めてから考えても、たぶん実際にやってみるとつまずく。だとしたら先に始めてしまった方がいいのではないかということ。

ただ、考えることは重要でないというわけではなくて、もちろん後でこれはどういうことだったのだろうか?ときちんと抽象化しておかないと次に続かない、その場限りのことになってしまうと思います。

できかけが大事なんだ。できかけが。

それにしても、任天堂はすごいですね。ほんと。任天堂がつっぱしている間はまだ日本も大丈夫、まだまだこういうことはできるんだって思って、勇気が出ます。

講演会のTEDが半端なくすごい件について

 先日ご紹介した、アル・ゴア氏のプレゼンテーションはTED (Technology Entertainment Design) という講演会でされたもののようです。そこで、このTEDについて検索してみると、おもしろそうなものがたくさん。

Wikipedia: TED

TED | Talks | List

 こんなのがどんどんインターネットにアップロードされているアメリカのすごさを改めて感じました。iTunes用のファイルも公開されています。

 英語の勉強にもなるし、そんなに時間も長くなくて、すごくいいもののように思えます。

 公開された動画の出演者は先に挙げたWikipediaに一部載っているように、とても豪華です。たとえば・・・。

プレゼンテーション

どうしたら「伝わる」プレゼンテーションができるのか?考える。

プレゼンテーションをする側は、あらかじめ内容が「わかっている」訳だから、どうしてもどこが伝わりにくいかということがわかりずらい。この壁を突破するためにはどうしたらいいのだろうか?ということである。

プレゼンテーションの練習で、とあるGさんに「ここは伝わらん」、「話が逆転している」と色々とつっこまれて、うんうん確かにと思うのだけれども、どうしたら自分でその伝わらない「不吉な匂い」をかぎつけることができるのだろうか?と思った。

今までやってみて、その不吉な匂いの一つに「話しにくい」ということがあるということはわかった。

実際に話ながら練習をしてみると、話しながらでも意外と論理的に物事を考えているようで、論理が繋がらないからここは話しにくいという場所がある。
そういう場所というのは、どうやら話が逆転していたり(要は逆順に話した方が伝わる)、そもそもスライド自体が悪い場合がほとんどのようだ。
であるならば、どういう風にすれば話しやすくなるかということを色々試してみればいい。

こんな風に不吉な匂いをかぎつけることができれば、以前よりも少しはましなスライドになるのではないかと考えている。

だから自分は、そういう不吉な匂いを自分自身でどう見つけるかということのクライテリアがほしい。もちろんそれ以前に、文章を長々と書かないとか、図をできるだけ多用するとか、情報を多くしないといったテクニックもあって、それらも非常に大事なのだけれども、それだけだと重要なところを見落としそうな気がする。

もう一つの方法はいいものを、たくさん見るということだろうか?

たとえば、テレビを視聴する時間はできるだけ0にしたいのだけれど、彼らは視聴者を何も知らない人と仮定することで、わかりやすく説明する手法を心得ている。

Steve Jobsのプレゼンテーションは毎回最高にうまい。ただし、何がうまいのかということを漠然としてしか理解できていないような気がする。

他には、アメリカ合衆国の元大統領かつAppleの役員であるアル・ゴア氏。最近こんなもの

いかにオプティミズムを貫くか:アル・ゴアのbrand-newスライドショー

を読んで、共感できるなぁと思いつつ、やはりプレゼンテーションがうまいなと感じた。

映画「不都合な真実」以来Keynoteを使っていることは知っていたのだけれども、上記のプレゼンテーションを見てこれも見たくなったので、買おうと思う。

不都合な真実
発売元: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
発売日: 2007年7月7日

もしかしたら、これらの人が作ったプレゼンテーションを実際に作ってみればいいのかもしれない。実際に作ることで、自分の中で何か感じることがあるのかもしれないし、なぜこの順番にしたのか?ということが理解できるかもしれない。

薬学部の時の研究室の教授はプレゼンテーションをすることを常に考えながら、実験をしなさいといっていたらしい。プレゼンテーションすることを考えながら、物事を進めていくというのはやっぱりとても大事なことだと思う。

P.S. 文章もプレゼンテーションなのだけれども、この文章自体が伝わっていないというつっこみが来そうだ。

某スーパーコンピュータでPymolをコンパイルする

とあるスーパーコンピュータで(適当に想像してください、SUSE Linuxで動いているそうです)、分子描画ソフトのPyMOLをコンパイルして使えるようにしてみました。やるべきことはそんなにないのですが、色々と詰まってしまってようやくできました。

流れとしてはこんな感じ。

1. subversionのインストール
2. python 2.5のインストール
3. Mesaのインストール
4. PyMOLのインストール

1. subversionのインストール

古いバージョンならばソースコードがtar.gzになっているものsourceforgeから落とせますが、最新の物はsubversionでないと落とせないようです。 1 subversionは色々と便利なので、インストールしました。

依存関係がいくつかあって、neonのバージョンは0.25.4じゃないとダメみたいです。そして、neonがないとhttpsからのダウンロードができませんでした。

2. python 2.5のインストール

これはそのまま

./configure  --prefix=/home/ユーザー名/local
make
make install

だけ。

3. Mesaのインストール

PyMOLはGLUTというOpenGL(3D描画のためのAPI)のフロントエンドライブラリ?を利用しているので、それが使えないとまずいです。

ということで、ここでGLUTをダウンロードして適当にコンパイルしてみるものの、後のPyMOLのコンパイルでちっともうまくいきません。PyMOLの./configureのオプションを見てみると、–enable-mesaなんて言うのがありますので、じゃあMesaをインストールしてみようと思ってみました。

MesaLib-7.0.3.tar.gzとMesaGLUT-7.0.3をダウンロードして、make

tar zxvf MesaLib-7.0.3.tar.gz
tar zxvf MesaGLUT-7.0.3
cd Mesa-7.0.3
make linux-x86-64

makeの後のオプションはただ単にmakeとだけやれば出てきます。適当な物を選択します。

これで、Mesa-7.0.3/lib64(もしくはlib)に

  • libGL.so
  • libGL.so.1.5.070003
  • libGLU.so.1
  • libGLw.so
  • libGLw.so.1.0.0
  • libOSMesa.so.6
  • libglut.so
  • libglut.so.3.7.1
  • libGL.so.1
  • libGLU.so
  • libGLU.so.1.3.070003
  • libGLw.so.1
  • libOSMesa.so
  • libOSMesa.so.6.5.3
  • libglut.so.3

というファイルができたので、/home/ユーザー名/local/libにコピーしました。

4. PyMOLのインストール

svn co https://pymol.svn.sourceforge.net/svnroot/pymol/trunk/pymol pymol
cd pymol
python setup.py build
python setup.py install
python setup2.py install

起動してみたところ、16CPUを認識してるよと言っています。

それにしても、意気揚々とインストールしたのに描画がとんでもなく遅いです。どうもX Window Systemが遅そう。

  1. 落とせるのはフリーバージョンのVersion 0.99だが、問題はないと思う []