Category Archives: Pharmaceutical sciences

レセプトオンライン送信で請求ができたかを確認するRubyスクリプト

すごいニッチなところをすみませんwww。

レセプトオンライン送信について知っている人だけをまずは対象にしています。

複数の店舗のレセプトを一括してオンライン請求するときにきちんと請求済みになっているかどうか1 を(念のため)確認するのは2(社保、国保) × 店舗数分やらないといけないので大変です。
特にEeePCを使っていると遅いので、だいぶん大変度が増します。
ということで、Rubyでオートマティックに確認するスクリプトを書いてみました。
神奈川県の事例しか知らないので神奈川県限定です。
スクリプト中の神奈川県に関する部分を修正すれば、ほかの県でももしかしたら利用できるかもしれません。
またHTMLを解析して、やっていますのでサイトの構成やHTML等が変わってしまった場合には利用ができません。

共有はしますが、ノーサポートです。
私はこのスクリプトを使用して生じた一切の責任を負いません。

ライセンスをどうしようかと思いましたが、どのみちスクリプトですから改変しても公開せざるを得ないと思うので、GPLv3にしておきます。2

動作環境は

  • Windows3
  • Ruby 1.8.7
  • RubyGems 1.3.2
    RubyGemsによってインストールした

    • WWW::Mechanize 0.9.2
    • Term::ANSIColor 1.0.3
    • Win32Console 1.2.0
    • およびそれらの依存ライブラリ(Nokogiri等)

です。
これらのインストールに関する質問はお答えできませんので、あらかじめご了承を。

さらにopenssl(UNIX系だと普通にあると思われる4 )を用いて配布されているp12形式の証明書ファイルからcerファイルとkeyファイル(この二つをいまいちわかっていない)を作成します。

パスワードの入力を求められますが、これは証明書発行時に発行されたパスワードになります。

openssl pkcs12 -in hoge.p12 -clcerts -out hoge.cer -nokeys
openssl pkcs12 -in hoge.p12 -clcerts -out hoge.key -nocerts -nodes

さらに店舗情報としてYAMLファイルを作成します。
名前は適当につけていただいて、ファイルの中身は

- name: hoge
  id: 0120444444
  password: hogepass
  cert: hoge.cer
  key: hoge.key
- name: piyo
  id: 0120888888
  password: piyopass
  cert: piyo.cer
  key: piyo.key

とかしてください。

nameは任意の区別できる名前にします。
id, passwordはその薬局がログインするときのIDとパスワードです。
certとkeyは上記で作成したcertファイルとkeyファイルのパスを指定します。
後のオプションはきっとわかると思います。
このときWindowsでパス区切りに使われるバックスラッシュ(\)はうまく動いてくれなかったように思えるので、スラッシュでパスを区切りました。

あとは

ruby receipt_check.rb hoge.yaml

とでも打ち込めば、請求済みであれば緑色の字で[OK]、請求済みになっていない場合には[Failed]と表示されます。

ruby receipt_check.rb -t hoge.yaml

のように -t オプションをつけると、確認試験で実行します。

さらに自分は上記コマンドを呼び出すバッチファイルを作成し、それをcmd.exeで呼び出すリンクファイルを作ってリンクファイルをクリックするだけで確認できるようにしてあります。

TODOはそこにも書いてありますが、エラー処理を全くしていません。
そのため運用時間外などに実行すると、運用時間外ですとか知らせることなく、思い切りスクリプトのエラーが出ます。
もしやる気があれば、未請求になっていた場合にはスクリプトで請求できるようにしたり、もうスクリプトだけで請求するということも考えています(こちらは実現が難しそう)。

あと、できるだけ修正はしたいと思いますが、最終的なデバッグはレセプトオンライン送信の端末でしかできないので、修正まで非常に時間がかかる場合、修正しない場合があります。

ということで、以上を理解した方のみダウンロードはこちらから。

  1. 送信してから、請求するボタンを押さないといけません []
  2. 正直ここらは返るかもしれません []
  3. 今から考えると確認するだけならWindowsである必要はありませんね。 []
  4. MacでやったのでWindowsだとわからない []

はじめてのリレンザ

今日、抗インフルエンザ薬のリレンザを初めて服用じゃなくて、投薬しました。
うちは整形外科がメインなのであまりないのですよね、タミフルですら(おかげで忘れる訳だがぉぃ)。

昨年有名になったタミフルはカプセルなのですが、リレンザは吸入なんですよね。
吸入を初めて投薬というのはなかなか厳しいものがあります。
その時てんてこ舞いだったので、自分が投薬するしかなく、、、仕方なしにしました。

案の定、一度使い方の紙を見てから説明したものの、詰まりました。
患者様はなんか申し訳ないという感じで聞いてくれたんですが、こちらが申し訳ありません、です。
二人がかりで投薬した感があります。

それにしても、、、

投薬した患者様は医師にだったんですけどね。
全く気がつかなくて、あとで社長にあの方って○×病院の○×先生じゃないの?って言われました。
その時いた他の薬剤師も気づいていなくて、二人で

工工エエエエ(´Д`)エエエエ工工

となりました。

自分は

(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

ですけどね。。。
良い経験になりました。

レセプトオンライン請求でPPPoEマルチセッションのセッション数制限にはまる

以前、レセプトオンライン請求の準備 0などと題して、レセプトオンライン化をする際の手順について記そうと思いましたが、如何せん面倒になって放置していました。

その後、無事に請求キットなどが届き、設定をしてつなげようとしました。
が、なかなか繋がらない。

接続にはフレッツ光を使ったIP-VPNというものを使用しています。
終端装置にはPR-200NEを使っていて、そのルーター機能は使用せず、別の無線ブロードバンドルーターをつなげ普段のインターネットに利用しています。1
請求の際にはPR-200NEに直接、請求用PCをLANケーブルでつなげ、Windows XPのPPPoE接続機能2を使用してつなげます。

しかしながら、PPPoEで接続するのがなかなかうまく行かず、確認試験や昨日行った請求の際にはPR200NEのPPPoEブリッジをオン・オフを繰り返しているうちにいつか接続できるという場当たり的な方法でやっていました。

今日、もう一度接続する必要が出てきて、その時は他の方がやったのですが、どうもうまく行かないらしい。
また明日自分がやってみるからということでその場の話は終わりにしたのですが、少し考えてみるとフレッツ光のマルチセッション数の制限に引っかかっていたのではないかという気がしてきました。

フレッツ光にはマルチセッションという一度に複数の接続先に接続できるという機能がありますが、これは普通のフレッツ光では2に制限されています。(フレッツセッションプラスというもので300円/接続で増やせるようです)
そして2セッション使っていないように見えて、通常のISPに接続する以外にフレッツ・スクエアとかいうのに(http://www.flets/で接続できるあれです)接続するのに2セッション使っていた訳です。
そうなると、PPPoEブリッジのオンオフで問題が解決されるということも理解できます。 
オフの時は、PPPoEブリッジをしなくなるということですので、無線ブロードバンドルーターからの接続がなくなり、2つのセッションが空きます。
ということで、ブロードバンドルーターの方のフレッツ・スクエアへの同時接続をオフにすれば解決するはずです。 

と、ここまでは考えたことで明日試してみないとわからないですが、これが答えのような気がしています。
フレッツ光のマルチセッション数の制限が3だと勘違いしていたとはいえ、それにしても何でこんなに気がつくのに時間がかかったのだろうか。

追記:うまく行きました。

  1. 実のところはオンライン請求用の設定をする以前は、PR-200NEの持つルーター機能を使用し、無線ブロードバンドルーターはハブとして使っていましたが、セキュリティガイドラインとかいうもののために変更しました。 []
  2. そういえば以前予想していたPPPoE接続というのは当たりでした。 []

スポーツファーマシスト.com

しばらくblogが滞っていました。
ネタはあったり紹介したい本はあるのですが、今は原稿を考えています。

友人のhytoshiさんが、「スポーツファーマシスト.com」というサイトを立ち上げたみたいなので、宣伝。

スポーツファーマシストというのは彼のサイトによると、

スポーツファーマシスト.com」より引用

スポーツファーマシストとは、日本アンチ・ドーピング機構(JADA)と日本薬剤師会によって認定されるドーピング防止活動(アンチ・ドーピング)を行う薬剤師です。
認定制度が平成21年4月よりスタートし、平成22年に第1期のスポーツファーマシストが認定されます。
薬の専門家としてアスリートを支えて、ドーピング防止という面からスポーツに関わります。

引用元: スポーツファーマシスト.com

ということだそうです。

このスポーツファーマシストに関して、色々な活動をされていく予定ということだそうなので、応援していこうと思います。1

  1. といってもたいしたことはできなさそうですが :-P []

寝違えとエアコン

最近どうもよく寝違える。

と思って、軽くググってみたところ、冷えが原因とのこと。

あ!!!そういえば、エアコンを新しいのにしてから、寝違えるようになったと思った。
普段つけっぱなしで寝るんですよね。

それが原因かorz。

ミオナールかテルネリン服用してもたぶんあんまり変わらんよなぁ・・・。

風邪引いた 2

風邪引いたの続き。

どうにも痰が絡むので、こんなときには痰の粘度を変えてくれるであろうL-カルボシステイン + アンブロキソールが良いだろうと思った。
本当は医療用のムコダイン(250 mg 10.8円/錠、500 mg 19.6円/錠)とムコソルバン(23.7円/錠)が安くていいと思ったけれども、今日は薬局に行かないので残念ながら購入できない。

ということで、仕方なくOTCを検索。
L-カルボシステインが入ったものは、エスエス製薬の「新エスエスブロン錠エース」、それとなぜか中身は同じ「新フステノン」(つまり同じ会社が中身の同じものを二つ出している???)、キョーリン製薬の「クールワン せき止め」などがあるよう。

一方、アンブロキソールの方は、最近OTC(市販薬)になったSwitch OTC。
大正製薬の「パブロンエースAX」とエスエス製薬の「エスタックイブファイン」がある。

残念ながらどうしても両方入ったやつは出てこない。
アンブロキソールの入った方は、総合感冒薬という位置づけになっているから、イブプロフェンとか余計なもんが入っているので、そんなもんはいらんということで「新エスエスブロン錠エース」よりも安そうな「新フステノン」を選択。

が、売っていないということで「新エスエスブロン錠エース」を購入した。

服用してみると、嬉しいことにほとんど咳は収まってくれた、、、のだが、リン酸ジヒドロコデインのせいか?かなり眠い。
風邪薬を飲んだときに、眠たくないのに頭の中心部が重たくなって、どうにもならなくなるようなあの感じ。

iPhone / iPod touchによる同一成分医薬品検索、在庫検索システム Crêpe

進捗率50%ぐらいまで来たので、公開したいと思います。
どんなもんが動いているのかぐらいは公開しても良いと思うのですが、iPhone SDKを使っているので、まずかったらいったん非公開にします。

現在作っているのは、薬局の各店舗間で在庫を検索するためのシステム、および同一成分の医薬品(ちょっと違いますが、わかりやすい表現をすればジェネリック医薬品)を検索しさらに在庫を表示するというものです。

最初の画面で在庫検索をおこなうか、同一成分の医薬品(以下便宜的に後発品)を検索するかタブで選択します。
現在、在庫データをまだ持っていないので在庫検索の画面は全くといっていいほどできていません。
予定では最初から、在庫のあるデータのみを何もしなくても表示している予定です。

後発品検索の場合、まずは検索バーから検索する文字を入力します。ここはインクリメンタルになっています。
目当ての薬が見つかったら、選択するとそれに対する後発品が表示されます。
現時点では後発品の場合には赤い文字で商品名が表示されています。

商品名の下には、販売業者(意外と重要だけれど、製造業者の方がいいかなぁとも迷い中です)、そして今は在庫データがないので表示されていないというか、まあいろいろあって、在庫があれば店舗の略号が表示されるという算段です。
たとえば大岡山店であれば(そんな店舗ないけれど)「大」みたいなね。

で、その画面の右上で詳細表示画面を出すと、その薬に関する詳細情報が表示されます。

現時点ではこんなところです。

久しぶりに寝る間も惜しんで10時間ぶっ通しとかでプログラミングとかをしています。
慣れてしまえばあんまり考えないでもやりたいことが書けるので、楽しくて仕方がないです。
自分はこんなにプログラミングが好きだったんだと思わせてもらえました。
自分が求めていたのはこれだよ、この感覚だよ!!!

そして、もっともっと一般の人が使うものを作りたいですね。

薬剤師の資格確認のための検索システム

薬剤師の氏名を検索できるシステムがいつの間にかできていたようです。

薬剤師の資格確認のための検索システム

今年の4月1日から公開されたようです。

自分の名前を検索してみたところ、残念ながら同姓同名はいませんでしたw。あ、もちろん自分の名前はありましたよ!

薬価基準収載コード(厚生労働省コード)を使って同一成分規格の薬を検索する

薬価基準収載コードは

医薬品に付けられている番号(コード)の意味

というサイトを参照すると

薬価基準収載医薬品に付けられる12桁(アルファベット1字を含む)の数字です。

医薬品の成分、剤形、銘柄等を表しています。

例)アスピリン  1 1 4 3 0 0 1 X
 

            1    2  3 4  5 6

日本標準商品分類コードの87を除いた数字です。薬効を表します。

成分別の番号です。(内服薬:001-399、注射薬:400-699、外用薬:700-999)

剤形を表す記号です。(内服薬の場合、A-E:散剤、F-L:錠剤、M-P:カプセル、Q-S:液剤、T,X:その他)

1から3によって分類された同一分類内での、規格単位番号です。

同一規格内での、銘柄別に付けられた番号です。

誤記入を検索するための番号です。

そこで8桁まで、たとえば”2171022F”というコードで検索してみよう。すると結果はたとえば以下のようになる。

2171022F1037|アムロジン錠 2.5 2.5 mg
2171022F1045|アムロジン錠 2.5 mg
2171022F1029|ノルバスク錠 2.5 mg
2171022F2033|アムロジン錠 5 5 mg
2171022F2041|アムロジン錠 5 mg
2171022F2025|ノルバスク錠 5 mg
2171022F3021|アムロジンOD錠 2.5 mg
2171022F4028|アムロジンOD錠 5 mg

ここで9桁目に注目すると規格によって数字が違うことがわかる。

すなわち同一成分、同一規格のものを検索したい場合には、薬価基準収載コードで9桁目まで同一なものを検索すればよいということになる。

P.S.
それにしても5 mgと書くべきところを、全角しかも単位と数字の間にスペースを入れない5mgと書くのはいい加減にやめて欲しい。

とにかく進んでいない

厚生労働省のサイトを見ても、そこで提供されるファイルを見ても、本当にITリテラシ(ITという言葉は好きではないのだけれど)が足りていないなぁと感じます。

残念なことに、医療関係は特に足りていない。

前にも書いたかもしれないけれども、厚生労働省のサイトはRSSに対応していないし、まずWebサイト自体が情報が多すぎてどこを見たらいいのかさっぱりわからない。

伝わらないプレゼント一緒ですね。一枚に表示される情報が多すぎるという。

提供されるデータベースはXML化されていないし、Excelのファイルで提供するってどういう神経しているんだろう?せめてcsvで提供しなさいと思う。

一般の人がITリテラシをどれほど持つ必要があるかについては何とも言えないところだけれど、少なくとも情報を提供する側はちゃんと持ってほしい。

まあ、逆に辺にリテラシがあると手段と目的が逆転してこの技術を使いたいからという方向に行きがちなんだけれども。。。

そうそう、医療関係の人がソフトを作るとなんでああ、香港並みの色遣いになるんでしょうかね?

ボタンもテキストボックスも何もかもが香港並みの色使い。
ダメなユーザインタフェイス講座