Monthly Archives: August 2008

ポーティングされて元気になった?

エンバカデロ・テクノロジーズがDelphi 2009,C++ Builder 2009を発売

自分がまともにプログラミングを始めたのはDelphiでした(最初はVisual Basicだったけれど)。
オブジェクト指向を教えてくれたのもDelphiでした。
美しい設計というのがどういうものか?ということを教えてくれたのもDelphiでした。

が、やはり時代が経つにつれ、最初の設計ではうまくいかなくなることもあります。
Windowsを離れたこともあり、いつしかDelphiが古くなってしまいました。

今までが嘘のように改良がものすごいです。
記事にもありますが、Unicodeベースになるのは個人的には悲願でしたし、C++を使った後はやはりGenericsは欲しかった。

ポーティングされて元気になったのでしょうか?
いずれにしても楽しみです。

帰ってきました。

我がMacBookが修理から帰ってきました。
キーボードごとの交換なので打鍵感が違和感があります。

日曜日にACアダプタを交換した後に、こんなのが出ていて結構起こっていることなんだと思ってびっくりしました。
「MagSafe 電源アダプタの損傷に関するトラブルシューティング」

途中の段階でなぜかCDが読み込めないで排出されてしまうといわれていて、そんなことは今までなかったのにどうしたものかと思っていましたけれども、今家にあった市販のCD/DVDともにちゃんと再生できました。

たぶんテストの段階ではCD-RとかDVD-Rとか焼いたものを使ったんじゃないかなぁと思ったんですが、詳細についてはわかりませんね。
なぜかというとやっぱり焼いたものはちゃんとプレスしたものに比べて読み込めないということがあるので。

渡してもらうときにチーチーノイズについて聞いてみたのですが、だいたいは「仕様」だそうです。。。

ふたを開けるときにキーキー鳴るのについて聞いてくるの忘れちゃったよ。。。
噂ではこちらは1日ぐらいで直るらしいのでまた今度行ってみるか。

Worlds End

まだMacBookは帰ってきていない。
もう一つ問題が起きそうなのが困ったところ。

さすがにiPhoneが日々のネットのメインになってしまうと、Safariがばかすか落ちるのに腹が立つ。

Mr.Childrenのアルバム、「I ♥ You」のなかの「Worlds End」をヘビーローテーション。

その中にこんな歌詞がある。

僕らはきっと試されている
どのくらいの強さで明日を信じていけるのかを…

たぶんそういうことなのかなぁと思う。
最近読んだ「東大家庭教師が教える頭が良くなる勉強法」という本には、メンタルの重要性が書かれているけれども、自分を大丈夫だということを母性を持って信じることができて初めて本当に伸びていくのかなと思いました。

9月から

あのナイトライダーの新シリーズが始まるみたいですが、Knight 3000はやっぱりあの最高にダサイ、シェルビーマスタングのままみたいですねorz。

Knight 2000は今、見てもミニマムデザインで美しいこととか、やっぱり色々な面でオリジナルを超えるのは無理そうですね(見てないのに文句たれるなという突っ込みが入りそうですが)。
未来のテクノロジーを存分に見せてくれた原作はやはり今でもひかり輝いているように思います。

コンピュータのない生活

電源が入らない問題はどうやらACアダプタが原因だったようです。
今日、渋谷のApple StoreのGenius Barで見てもらったところ、アダプタのコードが焼けていると言われ、交換になりました。
自分はただ単に汚れで変色しただけだと思っていたのですが、びっくりでした。
気づかない自分もどうかと思いましたけれど。
危ないからということで、なんと無償交換になりました。
一度Amazonに注文していたのをキャンセルしてよかったです。

ついでに前々から出ているひび割れもだいぶん酷いことになって来たので、交換してもらうことにしました。
こちらは1週間ばかりかかるということで、迷ったんですが、このまま放置していると、かなり大規模にはげそうなので、この際思い切って交換してもらうことに(こちらも無償だし)。

もう一つのチーチーノイズについて聞いてくるのを忘れて後悔しました。

とにもかくにも、修理完了までまともなコンピュータがないということになりました。
今、このblogはiPhoneで書いていますので、暫くの間はiPhoneが頼みのつなとなりそうです。
iPhoneの入力もかなり高速にできるので、なかなか快適ですよ。

それにしても、こんなにコンピュータがない生活は相当に久しぶりなんで、かなり楽しみでもあります。
読書がたんまりとできそうだし(最近少し本を読むようになりました)。
普段はやらないような学びもできそうだし。
まずは部屋の片付けでもしようかな。

Excel 2008でのCOUNTIFS関数のバグ

Excel 2008(バージョン12.1.2)で条件を指定した元での個数を数える、COUNTIFS関数がバグっています。

同様の関数にCOUNTIFがあるのですが、こちらは条件を一つしか指定できないのに対して、COUNTIFS関数では複数指定することができます。

が、実際に複数条件を指定すると、答えが#VALUEになってしまいます。
Windows版のExcel 2007で試してみるときちんと答えが出ますので、明らかにバグだと思われます。
しかも、Windowsで作成したファイルをMacで開けると、それも#VALUEになってしまうという。。。

他にやり方があるとはいえ、非常に面倒だなぁ。

2008/10/13 追記
Microsoft Office 2008 for Mac 12.1.3 Updateで修正されました。

MagSafe ACアダプタ死亡間近?

MacBookシリーズに使われているACアダプタはMagSafeという機構が付いていまして、簡単いうと電気ポットで使われている、あの磁石付きのケーブルです。

ACアダプタの先端に磁石が付いているので、不意に人がコードを踏んづけてしまったとしても、MacBookは吹っ飛んでいかずに大丈夫という優れたものですが、もう見るからに断線しそうな細いコードなのです。

ずっと以前から、コードの状態によって充電できたりできなかったりという状況なのでしたが、今日、寝て起きてみると勝手にMacBookが電源切断していました。
何でだろう?と思ってその場はもう一度起動して、システムのログを見てもカーネルパニックのログは残っておらず。

先ほど普通に使っていたら、いきなり画面がブラックアウトして電源切断。
その後も電源ボタンを押しても起動した瞬間に電源切断という笑える状況に。

バッテリーを外してみると起動したので、(外した後取り付けて)バッテリーの残量を見たところ全く残っておらず。
バッテリーは昨年交換してもらったということを考えて、たぶんACアダプタがいよいよ死亡間近なのかなと思いました。

それにしても、このMagSafe ACアダプタ高いんですよね。
9800円もする。

MacBook用(60 W)とMacBook Pro用(85 W)があって、両方とも同じ値段かつ、Pro用はだいぶ小型化したらしいので、Pro用を購入しようと思っています。

Apple MagSafe電源アダプタ(85W)MA938J/A
メーカー: Apple
発売日: 2007年4月30日

問題はAmazonで注文したとして、現在5 〜 6日後に出荷となっているので、壊れるまでに届くかどうかということ。
まあ、しばらくコンピュータがない生活も良いか?
iPhoneもあるし。

「成功の心理学」を読みました

一部では有名らしい?「成功の心理学」という本を読みました。

成功の心理学 ― 勝者となるための10の行動指針
著者: Denis E. Waitley
出版社: ダイヤモンド社
発売日: 2003年8月

うん。
ほとんどのところは異論はないし、エッセンスがぎゅーっと詰まっていると思う。
そしてなんといっても成功(勝利)の定義がいい(それは読んでね)。

最後に訳した加藤諦三氏が、心の健全な人だと書いているが、まさにその通りかもしれない。
様々な観念を払拭し、自分自身がなりたい自分のための観念を作り出す。
それが健全な精神に繋がっていく。
そんなことじゃあるまいか?

序章の2行目に最も本質的なことが書いてある。

実際に体験する事柄によって人間的な違いが生じるわけではない。
その体験をどのように受け止めるかがカギになるのである

Denis E. Waitley『成功の心理学 ― 勝者となるための10の行動指針

これが本質的な責任ということなのだと自分は思う。

本も何度も読む必要があるように感じているので、この本は何度も繰り返し読むことにする。
何度も繰り返し読むことで、それが精神に刻み込まれる。

「ぐるりのこと。」を観ました

映画「ぐるりのこと。」を恵比寿ガーデンシネマで観てきました。
ぐるりのこと。

今日(正確には昨日)は水曜日で男女ともに1,000円で観られる日だったので、何となくよかったです。

個人的には心理学的に突っ込みまくっていくのかなぁと思ったのですが、そうでもなかったのです。
でもそれは映画だから映像から視聴者が読み取ってくれってことなのかもしれません。
淡々と描いているのだなぁと思いました。

ただね、ここまで書いて、日常に本質が現れているのと同じように、淡々と描くことが実は本質を突いているのかもしれないね。
あれだけ長い場面をワンカットで撮っているのがすさまじいと思った。
妥協のなさなんだろうね。

ネタバレをしないように書くのは難しいけれど(できる限りわからないように?書いたつもり)、やっぱりあの場面、台風のあの場面ですよ。
あそこで、ああようやく本音が出てきたなと。

ため込んで、ため込んで、ため込んできた本音がようやく出てきた。

そしてその直前で、翔子さんが、「悲しい?それとも残念?」という問いかけ。
さらにその前での(うろ覚え)「楽しいとか、悲しいとかいってくれる?」という言葉。

たぶんこの二つのことが繋がっていて、「残念」というのと「悲しい」というのとでは自分の入れ込み方が違う。
残念という言葉では、相手が何を考えているのか見えなくなってしまう。
相手のことがわからない、わからない、寂しい。

そしてその本音が出てきたところで、その景色を一緒に見ることができるか?
相手の世界に入っていけるか、それとも逃げるのかが試される、そんな風に私は観ました。

もう一方で、何でこのカットをここにおいたのかという見方をしたのだけれども、まだまだ一回じゃわからなかったな。
映画って何度も観るものじゃないのかもしれないけれど、でも何度も観て、味わいたい気がした。

P.S.
もしかして、こういう感想文って全部が書ける訳じゃないから、何を書いて、何を書かなかったが大事なのか?
ついつい自分は全部を書こうとして破綻してしまう気がする。

やさしさの精神病理

そんな訳で、久々にまともに(終わってるな)本を読んだので、書評でも書きますか。

と書いたものの、アップロードしていなかった。
うまくまとまらなくても、ある程度の期間内でアップロードしないといけないのかも。

やさしさの精神病理
著者: 大平健
出版社: 岩波書店
発売日: 1995年9月

10年以上前の本ですが、鋭さは衰えていないし、ポケベルが出てくること以外は別に古さを感じさせなかった。

旧来のやさしさは他人と気持ちを共有するという、いわばねちっこい、この本ではホットなやさしさ。
一方で、現在ではそれとは打って変わって他人を傷つけないウォームな「やさしさ」だとしている。

席を譲ると老人扱いされてしまって傷つくかもしれないから譲らないという「やさしさ」。
敢えて他人にには踏み込まないという「やさしさ」。

半分以上こういった事象が語られており、そこに著者の解釈が所々に入る。

今は昔よりもこの状態から少し戻っているのではないかと思う。

インターネットが出現したこと。
それによって見ず知らずの人と気持ちを同調させることができる。
それは、友だちとか身近な人には「やさしさ」のため言えないことでも、ネット上の見ず知らずの人には言える(かもしれない)。

いま「ぐるりのこと」という映画がやっている。

この映画は子供を死なせてしまい鬱になってしまった妻に夫がずっと寄り添っているということでだんだんと立ち上がってくるという物語(だと認識している)。
今週あたり見に行きたいと思っているところですが、主演のリリー・フランキーがインタビューでとてつもなく重要なことを言っている。

今の人は相手の悪い部分を見るとすぐに別れてしまうから、女性誌の特集は“古い恋をリセットする方法”しかない訳で、“1人とずっと付き合う方法”なんて誰も思いつきもしない。そうやってスカスカな恋愛を繰り返しているんです

リリー・フランキーが語る理想の夫婦とは?「ぐるりのこと。」 – goo 映画

この映画の夫婦はこの本で出てくる「やさしさ」を主張する人たちとは全くの逆を行くのだと思う。

とここまで書いて、やっぱり映画を観ないとわからんなぁと思っていたので、続きは映画を観てから書こう(観ました)。

この本の最後には「選択がこわい」ということが書いてある。
これは痛いほどよくわかる。

全ては傷つくのがこわいという、もろさから。
本当に自分自身のこのもろさをよく感じる。

どうしたらこのもろさを突破できるのか?考えてわかるものなのだろうか?
気づいて、目をつむって歩き出すしかないような気もする。

昔と違って少しだけ変わったことは、未来はヴィジョンを持って自分で作って行くものだということに少しだけ気づいたということ。

なんだかうまくまとめられないなぁ。
一つのことに絞って書けばいいのかもしれないけれど。