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2013年に寄せて

明けましておめでとうございます。
本当にあっという間に1年が経ってしまうと危機感ばかり募ります。

昨年を少し振り返ってみると、激動だった様な気もするのですが、一方で、3年前と比べたら本当にたいしたことはないなぁとも感じます。

嬉しいことに、年末ぐらいから、いろいろと考え続けてきたことに対して少し答えが出てきたような感触があります。

6月ぐらいにとある方に、今までいろんなことに挑戦したみたいだけれど、それはほとんどが劣等感によるものからだよねという指摘をいただいてから、その言葉がずっといい意味で引っかかっていました。別の方からもなにか苦しそうに見えたという意見をもらっていたので、指摘をいただいた時すぐに、劣等感からだったということは腑に落ちたものの、では果たしてそれに変わるエネルギー源はあるのか?ということがずっとわかりませんでした。自分が求めていたものはコミットメントのためのエネルギー源でした。

それが12月のある晩、ふと心の中に成長したいという漠然とした、でもそれがなぜなのかまったくわからない気持ちというのかエネルギーの状態で浮き上がってきました。少し考えてもこの理由はわからなかったので、いつも自分がするように無意識を信頼し任せ、放っておくことにしました。その翌日、親友が読みたいと言っていたので自分も読もうと思いたまたま手に取った、伊賀泰代さんの「採用基準」を読んだ後、自分の中でその理由も解けたような気がしました。

この本のタイトルは、採用基準で、そのまま読むとマッキンゼーの採用基準となります。その基準は「リーダーシップ能力」、「地頭の良さ」「英語力」という3つの要素であって、中でも一番求められるものはリーダーシップの能力であるということで、ほとんどが日本人にはあまりなじみのないリーダーシップ能力について書かれています。

採用基準

採用基準
著者: 伊賀泰代
ページ数: 248ページ
出版社: ダイヤモンド社
発売日: 2012年11月8日

この本の最後に、リーダーシップ能力を磨けば磨くほど、より大きな問題を解決していけるようになるということが書かれています。自分にとってのポイントはここでした。先ほどのなぜ成長したいかと思ったかの自分としての答えは、あまりに無邪気すぎる答えなのかもしれませんが、成長すればするほど、多くの人を倖せにできる可能性が増えるかもしれないということでした。でも、この答えにたどり着いたときに、ああ自分の一人だけのためではないんだと、なにか安心することができました。

前置きが長くなりました。

2013年に寄せてとタイトルを書きました。成長するというのは、おそらく生きていて、意識がある限り、永遠のテーマになるのだと思いますが、それでも今年はいくつかの点で、目に見える形で成長したと実感できる年にしたい。そのためにはまず時間の使い方を根本から変えていかなければならないわけですが、たぶんいきなりいっぺんにやろうとすると、失敗します。ので、まずは上に書いた多くの人を倖せにできる可能性が増えるということを何度も意識するということから始めたいと考えています。

そのようなわけで、自分の中ではいつもとちょっと違う年明けのような気がしています。これからもよろしくお願いいたします。