Parallelsが今後の予定について語る

 Mac OS X用仮想化ソフトParallels Desktopの今後の予定について、Parallelsの公式blogによって明らかにされました。そのまとめがITmediaに載っています。

Mac版ParallelsがVistaと3Dに対応表明、サーバ版投入も明らかに

 一応書いておくと、仮想化ソフトというのは一台のコンピュータ上で複数のOSを同時に動かすためのソフト。仮想的なコンピュータを作成してくれ、その上で動かすことになります。このParallels Desktopは、Mac OS X上でWindowsやLinuxなどのOSを動作させることができます(Windows版とLinux板もあります)。

Fast OS Switching

 Parallelsは仮想デスクトップであるVirtueDesktopsを使ったFast OS Switching on MacBookによって爆発的に有名になって気がします。この分野においてWindowsで有名なのはVMwareというものです。

肝心の機能強化について

 そのParalellsですがVMwareがMacにも参入してくるということで、今回さらなる機能強化をしていくと公式blog上で発表しました。

The Official Parallels Virtualization Blog

 実際どのような機能が強化されるのかというと

  • Mac上でより簡単に、より生産的にWindowsを動作させるための新しい革新的なUI。
  • 今までに見られなかったようなセキュリティおよび管理ツール。
  • 仮想PC内でのCDおよびDVDライティング機構のサポート。
  • OpenGLおよびDirectXを介した高速な3Dサポート(ゲームをフルスピードで動かすことができますよと書いてあるが・・・)。
  • Windows Vistaを動作させるためのACPIのサポート。

となっています。

 さらに、自分がそのblogにコメントで質問したところ

  • 仮想SMP(つまりはゲストOSでのマルチコアのサポート)

も予定されているとのことでした。

 ちょっと誇張表現が多いので、実際のところどうなるかはわかりませんが、自分自身は結構期待しています。

そうすると・・・

 Mac ProはQuad Coreですから、現状それだけコア数があれば十分です。なので一つのMac Proをサーバーにしつつ、Windowsも起動しつつ・・・的な使い方ができるんじゃないかなぁと思えてきました。