金儲けを捨てる

マーケティング的な発想で始めないほうが良い。 情熱と使命感のあるビジネスを見つけよう!

 まず、金儲けから始めてはいけないというのが実感ですね。それだけでは、自分も飽きちゃいますし、会社という組織を持続させるのも難しいでしょう。ビジネスって、お客様、社員、関係事業社、みんな一見金儲け、バリューの交換でつながっているように見えるのですが、やはりそこは人間が携わるものですから、最後はミッションや使命感というものでつながっているべきだと思います。ですから、これが儲かるとか、ニーズがあるとか、これを顧客は求めているとか、マーケティング的な発想だけでビジネスを始めてしまうと、たぶんすぐにつまらなくなってしまうでしょうし、続けられないのではないでしょうか。

 金儲けの概念をいったん捨てて、粛々とビジョンを実現していく。これを読んでいて、Appleを思い出しました。Appleはお金儲けをしようとしている匂いがしない。ただ、粛々と自分たちがほしいと思うものを、コンピュータはこうあるべきだというビジョンを実現しようとしているように見えます。Googleも同じ。ただ粛々と世界にある情報を全部整理したいというビジョンを掲げて突っ走っている。

 以前、親友と話していて、やっぱりお金は欲しいけれども、それ以上にやりがいの方がずっとほしいよねという話になりました。もし会社をやるときに、社長自体はお金が儲ければいいのかもしれないけれど、やはりやりがいをどう提供するか?ということを考えないと社員はどんどん去っていくような気がします。と、そんなことやったことがない人が言っても偉そうに聞こえるだけでしょうが・・・。

(追記)そういえば、Googleの中の人も同じことを言っていたと、tumblrをぱらぱら見ていたら思い出しました。

「これはどうやったら金儲けにつながるか」と考え始めた途端、本来あるべきサービスから微妙にずれ始めるんですよ。ひたすら自分の友達、家族、コミュニティに喜んでもらえるようなベストのサービスを作り上げ、磨き上げることを保証するには、「これに課金していく」類のことを考え始めたら、いきなりおかしくなるんです。