先日、ちょこっと紹介しましたが、「箱」本、第2弾。「2日で人生が変わる『箱』の法則」を購入し読みました。
まず最初に大まかな感想を書いてしまうと、第2弾の方がさらによくなってる!!!ということです。心理療法(を語れるほどではないですが)の知見の肝となる要素がかなり含まれているのではないかと思いました。正直書きたいことはめちゃめちゃあるのですが、、、ぐっとこらえて、読んでください(しばらくしたら書くかも)。
私にとっては大変な悶絶本でした。心理療法の知見の肝となる要素が含まれていると書きましたが、それらここの要素が頭の中で一瞬にしてつながってしまいました。
大きなキーワードは、前書でも出てきた「人を物としてみること」、そして今回大きく取り上げられる「自己正当化」。これらを行ってしまうがために、大多数の争いが起こってしまうのではないか、というのが本書の主張です。
であるならば、その逆を行けばいい(そう簡単にはいけないけれど)というのがその解になる。
実はこの見方、とある方が実践されているのですよ。
それは任天堂の岩田社長。今、「ほぼ日刊イトイ新聞」に連載中の糸井さんと岩田さんのお話を見てみましょう。
任天堂の岩田社長が遊びに来たので、みんなでご飯を食べながら話を聞いたのだ
プログラムの世界は、理詰めです。
だから、もしも完動しないとしたら、
原因は全部、プログラムしたこっちにある。
わたしは人と人との
コミュニケーションにおいても、
うまく伝わらなかったら
その人を責めずに自分の側に原因を探すんです。だって絶対間違ってるんだもん、プログラムが。
だから、人と話してうまくいかなかったら、
「わからない人だな」と思う前に、
こっちが悪かったんだろうと思う。プログラマーとしての思考モデル
もし岩田さんが、人を物としてみて相手が悪いと考えたら?わからないのは相手が悪いと自己正当化したら?はたして・・・。
今、読んでいて思ったけれど、岩田さんコンピュータに対しても非常に謙虚だなと。とてつもなく謙虚。だからこそ天才プログラマーになったのかもしれません。
相変わらずとてつもなく良書です。マンセーしすぎると信者と思われるかもしれませんが、それでもかまいません。とてつもない名著です。
人間はいくつになっても成長できる。その心はたとえ子どもであっても子どもではないということ、つまりは人であるということ。そして、幾ら年を取っていても成長しているとは決していえないということ。それを心にしっかり刻み込んで、日々過ごしていこう。