ニコニコ動画やYouTubeなどで気に入った曲はflvファイルをダウンロードして、さらに中に入っているmp3ファイルを抽出して聞いています。どうするのかというと、ffmpegというソフトをダウンロードして、AppleScriptを書いています。
そのやり方を書いてみたいと思います。自分が動作確認をしているのはMac OS X Leopardです。たぶんTigerでもうまくいくのではないでしょうか???
ffmpegのインストールはMacPortsを使って行いました。
MacPortsを使うにはXcodeが必要なので、あらかじめインストールしておきます。Appleからもダウンロードできますが、面倒な場合はとりあえずMac OS XのCDの中にも入っています。
公式サイトに行って、左側にある”Available Download”のリンクから、ご自身のMac OS Xにちょうどいいファイル(.dmgファイル)をダウンロードします。インストーラになっていますので、インストールしましょう。
そうしたら「ターミナル」を起動します。
さらにパスを通さないといけないので、デフォルトではbashなのでそう仮定をして、~/.bashrcに次の2行を書き足します。
export PATH=/opt/local/bin:/opt/local/sbin/:$PATH export MANPATH=/opt/local/man:$MANPATH
そんなファイルは見つかりませんって?
- ターミナルで
vi ~/.bashrc
と入力しEnter。
- (日本語モードが切れていることを確認して)、”i”を押す(入力モードになる)。
- 先ほどの2行をコピーして、ターミナルに貼り付け。
- “ESC”を押す(編集モードになる)。
- “:wq” (write and quit) と入力し、Enter。
これで、~/.bashrcに書き込まれることになります。なんか変な操作をしてしまったときは、ESCでとりあえず編集モードにして、”:q!”で保存せずに終了ですので、もう一度最初からやり直すといいと思います。ちなみに以上の説明の “i” は i だけを、”:wq” は :wq だけを実際には入力します。
できたら、一度ターミナルを終了して、新しく開きます(これで先ほどの設定が有効になります)。
いよいよMacPortsを使います。ターミナルで
sudo port -v selfupdate
と入力し、MacPortsを最新の状況にアップデートします。なお、パスワードが求められますが、OSにログインするときのパスワードです。
続いて、以下のコマンドでffmpegをインストールします。
sudo port install ffmpeg
先ほどのコマンドから一定時間経っていなければ、パスワードを求められることはありません。ffmpegのインストールに必要なファイルをMacPortsがダウンロードし、さらに必要な設定を行いコンパイルし、インストールをしてくれます。
これで、MacPortsは終了です。MacPortsはとてもすばらしいソフトですが、これ以上は説明しませんので、必要な方はそのほかのサイトでみてください。
続いては「スクリプトエディタ」を開きます。
set fileName to choose file with prompt "mp3を抽出するファイルを選択してください" set fileName to POSIX path of fileName do shell script "/opt/local/bin/ffmpeg -y -i \"" & fileName & "\" -acodec copy \"" & fileName & ".mp3\""
以上の3行を入力し(コピーしてください)、実行を押すとダイアログが開いてファイルが選択できるようになります。mp3を抽出したいflvファイルを選択すると、そのflvと同じフォルダにmp3ができあがっています。
使ったスクリプトは名前をつけて保存をし、すぐに呼び出せるようにするといいでしょう。
抜けているところの説明は、適当にインターネットで検索してください・・・。