CM大好き
テレビはほとんど見ませんが、よく練られたCMは短時間の美という感じでとても好きです。
1分半という短時間に込められた資生堂の想い
最近のお気に入りCMは、資生堂の「新しい私になって」篇です。
出演者はMAIKO、歌は熊木杏里です。
あらすじは見ていただければいいんですが(言葉にしてしまうと自分の表現が稚拙なので陳腐だな)
失恋をした女性が、洗顔をし、化粧をすることで、そのショックから少し立ち直り、また新しい明日へと歩いてゆく
というものです。
女優さんの何とも言えない表情と、熊木杏里の透き通った歌声、ビブラートのかかった美しい歌声がとても合っているように感じます。
終わりの方で、さりげなくナレーションが入ります。
新しい自分に生まれ変わったら
きっともっと美しい明日がやってくる
個人的には、新しい自分に生まれ変わっ「たら」という条件付きなのが鼻につくのですが、まあそこは仕方ないとして、資生堂からのメッセージがよく伝わってきます。
私には
資生堂は、ただ単に人を美しくする化粧品を作るのではなく、
「日々を美しくする化粧品」を作ります。
というように聞こえました。
化粧品というものを通して、美しい日々を作れたらという哲学。女優さんと歌に合わせてそんな哲学が聞こえてきて、このCM自体がすばらしく美しいものに感じられました。
一生も 一瞬も 美しく
そして、最後のメッセージ「一瞬も 一生も 美しく」というキャッチコピー。上記のメッセージを強くアピールするための、簡潔であるけれども、必要なことはすべて表すというキャッチコピーの良さがよく現れています。
いつものキレイな女優さんがたくさん出演しているCMも目の保養という意味ではいいですが、こういうような「美しい」CMを放送してもらうと、ちょっと肩入れしたくなる、そんな感想を持ちました。
P.S.
以前、資生堂のことを書いたらアクセスがあったから、今回もアクセスあるんだろうなぁ。