「ウェブ時代をゆく」をようやく読み始める

 本当は発売したらすぐ買いたかったのですが、事情によりようやく梅田望夫著の「ウェブ時代をゆく」を読み始めました。

ウェブ時代をゆく
著者: 梅田望夫
ページ数: 256ページ
出版社: 筑摩書房
発売日: 2006年11月6日

 とりあえず、気になったところをメモっていきます。感想は後で。

私は、オープンソースの思想と、それを支える「プログラマーという新しい職業人たち」が共有する「ハッカー倫理」とも称される新しい生き方の追求が、先進国の若者たちを起点に職業の枠を超え、世界中に広がる途上にあるのでないかと考える。

(略)

プログラマーとしての創造性に誇りを持ち、オープンであることに価値を感じ、報酬より仲間たちからの賞賛を大切にし、情報の専有より共有を重視する、などが「ハッカー倫理」を構成する特徴だ。しかしその根幹には、自分が「好きでやりたいと思うこと」を求める強い衝動がある。個々人がそれぞれ自発的におもしろさとやりがいを追求するほうが、金銭動機で達成されること以上の成果を出すのだという確信が、オープンソース・ムーブメントの思想的基盤となっている。

梅田望夫著 『ウェブ時代をゆく』

 これはまさに先日、うまく書けずにつたないエントリにした「金儲けを捨てる」で書いたことでした。金銭面よりもモチベーション。そういう基準が様々な分野で広がっているということを感じます。

 たびたび出しますが、星野佳路さんが率いる星野リゾートが1990年後半からやってきたのはそういうことだったと思います。いかに社員に楽しんでもらうかという観点。