モノローグと映画

何年か前に、自分はモノローグが大好きなんだということに気がついた。
とにかく心理描写がこってりしているのが好き。
フルーツバスケットのモノローグはものすごく好き。
登場人物の話す言葉と、その実際の心理との距離を丁寧に記していると思う。

以前、とある映画を見たときに期待しすぎたのか、なんなのか?すごく味気なく感じた。
それは今考えてみると、映像でモノローグを使うというのは大変に難しいからだろう。
映画でモノローグなんて使われたら、逆にしらけてしまう気がする。

ただ、一つ心配になるのは、モノローグを多用したものになれてしまうと、想像力がなくなってしまうのではないかということ。
たとえば、先の映画であればシーンから、心理を読み取れるかどうか?そういう感受性が自分の中に育つのだろうか?と。

マンガでは想像力が育たないという使い古された命題、それは本当だろうか。