Monthly Archives: September 2007

bk1フィルムコートサービスの感想

 先日注文していたbk1のフィルムコートサービスでコーティングしてもらった本が届きました。25日に注文してメール便だったということもあり、今日届きました。

フィルムコートサービスで注文してみました

 届いてみて、なぜあまり感想というか写真が無いのか理由がわかったような気がします。

 写真を撮ってみても、違いがよくわからない(笑)!!!一応載せてみますか?

 でもね、、、すごく良いんです。きちんとコーティングされていて、すごくキレイになってます。この仕上がりなら他の本も頼んでも良いなというか、結構これ使いまくりになりそうだと思います。というか、今までの手持ちの本までコーティングしたくなりました!!!

絶望して諦めたこと

 1年ほど前だったか忘れたけれども、絶望をして諦めたことがある(とりあえず思考の上では)。

 その諦めたこととは他人を制御することはできないということ。

 それがたとえ家族であれ、恋人であれ、誰であれ。

 むしろ、無意識のうちに制御しようとしていたんだなということに気づいたということの方が大きかった。

 たとえば(〜が・・・してくれないから)不機嫌になるとすれば、不機嫌な自分を「演じる」ことで他者に対して罪悪感を負わせて、他者を制御しようとする。「自分は傷ついた」と表明して、他者に罪悪感を負わせ、他者の言動を制御しようとする。自分はそれらはなんと暴力的な行為なのだろうかと思って、自分自身がいやになった。

 だから、他者は決して制御できないと絶望して、諦めた。

 そして、他者の行為・言動が制御できないとすれば、自分は傷つかない、傷つくふりをしないことを選ぶことに決めた。

 それは、そう簡単じゃないけれど、たとえば胸が苦しくなるのならば、それを誰かのせいにするよりは付き合うしかないそんな気持ちでいるようにしようと思っている。自分自身に寄り添うしかないと。

 実はそれによって少しずつ他人から自由になっていくという効果がある。他人の思考に縛られない自分。自分自身を受け入れることのできる、愛することのできる自分。そういう自分が自分には必要なのではないかと思っている。

 まだまだ難しくて、それはまともにはできていないこと(mixiに逃げてしまうのは悪い癖)だけれども、そうしたらだいぶ楽になった気がする。

 何度も出しているような気がするけれど、以前あったブログのココヴォコ図書館の「苦しさを感じるなら、僕なんて愛さなくていいんだ」というエントリがとても好き。

ココヴォコ図書館 – 「苦しさを感じるなら、僕なんて愛さなくていいんだ」

僕こそ昔の彼女とまったく同じで、強い自意識が、他者への強い期待となって、「愛されなくんば、我に憎悪を」とでも言うような態度で人に迫っていたように思う。ある種の強迫観念。愛情に対する渇望。

だから僕は、「好かれなくてもいいや(勿論、好かれたほうが嬉しいけれど)」という態度を選んだ。勿論、人から嫌われることの痛みは、それで減るものじゃないけれども、嫌われることを憎悪へと直結させる回路を出来るだけ形成しないように努力する。これは憎悪の積極的選択でもないし、愛情の全的な放棄でもない。簡単に言えば、他者に対する期待を捨てたのだった。その代わり、というわけではないが、僕はまず、他者ではない人間、すなわち自分にとってはたった一人の自分を愛するように努めた。ナルシシズムと似た、しかしそれではない、自己の許容を目指したのだった。そしてある程度自分が許容できるようになったら、少しずつその許容の範囲を広げていった。

多くの場合、「愛情への渇望」と言うのは、「自己存在に対する不安」と表裏一体をなしている。自分が何者かわからない。自分がどのような価値を持っているのかわからない。だから、他者に愛されるということにおいてのみ、自分の存在を安心できる。我々はそのような状態に陥りやすい。ニーチェ風に言うならば、これは愛の流刑地ならぬ、愛のルサンチマンだ。ルサンチマンとは、単に「ねたみ」だけを表すのではない。原義でいうならば、感情が逆転していること、すなわち、常に相対的な評価でしか、感情を作りえないことを指す。この場合、常に他者から「愛される」ことにおいてのみ、自分の存在が安心できることを、指している。だけど、そういう風にやっていると、いざすべての他者がいなくなったときに、誰が一体あなたの存在を受け入れるのか。自らの存在を受け入れるのは、結局自分自身でしかないし、世界の中心で叫ぶべきは、他者愛ではなく、自己愛であると僕は考える。

フィルムコートサービスで注文してみました

 bk1のフィルムコートサービスがいつの間にか24時間以内の商品以外にも適用されているというエントリを先日書きましたが、実際に先ほど注文をしてみました。

 研究室と家とに1冊ずつ置いておきたい本がいくつかあって、それらは結構持ち運びもするしということで。

 発送されてきたら、また書きたいと思います。ちょっと楽しみです。

あっさりバッテリー交換となりました

 昨日のMacBookのバッテリーの問題ですが、今日Apple Storeに持ち込んで交換してもらいました。

 Apple StoreのサポートをやっているGenius Barは予約をしないといけないということを覚えました。最初に、渋谷に行ってみたらかなり込んでいて4時間待ちくらいだったので、その場で銀座の方の予約をしてもらい、銀座に行きました。

 銀座の方がすいていることが多いようです。

 交換自体は30分ほどで突然スリープに入ってしまうという症状を説明して、あとは簡単なチェックのみでした。すぐに交換ということになりました。

 これで外で使っても大丈夫なので、少しは外で使おうかな?
 

どうもおかしいと思っていたら

 2006年の5月下旬に購入した我がMacBookなんですが、バッテリーで駆動させると(それで使用することは滅多にないのに)30分ぐらいしか持たないのです。

 なんだかおかしいなぁ、バッテリー買おうかなぁなんて思っていたら、いつの間にか交換対象になっていました・・・。

MacBook および MacBook Pro のバッテリーアップデート

 交換対象は

問題のあるバッテリーを識別する

バッテリーに問題がある場合は、次のうち複数の症状があります。

  • バッテリーが認識されず、Finder メニューのバッテリーアイコンに「X」が表示される。
  • コンピュータを電源アダプタにつないでもバッテリーが充電されない
  • バッテリーの充放電回数 (システムプロファイラ に表示されます) が 300 回未満の完全に充電されたバッテリーを使用したときに、バッテリーが低充電容量/ランタイムを示す
  • バッテリーパックが変形している

だそうです。

 今、システムプロファイラでバッテリーの容量を見ると853 mAhです。が、Appleのサイトで見てみると・・・

バッテリーの充放電回数の確認

5484 mAhとなっています。明らかに少なすぎです。今まではこれぐらいの値だったような気がしたんですが。

 とりあえず、爆発とかあると困るので、Appleに連絡を取ってみることにします。

 ちなみにこの件によりバッテリーの保証期間は2年間になっているのでまだ大丈夫です!

いつの間にかbk1のフィルムコートサービスが全ての本を対象にしている

 買った本をフィルムコーティングして出荷してくれる、bk1のフィルムコートサービスなのですが、以前は24時間以内に出荷の本しか対象になっていなかったので、使ってみたくてもあまり機会がありませんでした。

ご利用ガイド > その他サービス > フィルムコートサービス

 とある手持ちの本を見ていたら、かなり傷ついていて、まあ本は「もの」なんですが、自分の心も痛んだので、もう一度調べてみました。

 そうしたら、以前は書かれていた24時間以内に出荷のもののみという記述が消えているじゃないですか。試しに、2 〜 3日以内に出荷の本をかごに入れてみてもフィルムコートサービスのチェックボックスは選択できるので間違いなくできるのでしょう。

 1冊120円ですから、結構気軽にできるような気がしてきました。せっかくなので今度試してみます。

iCal, meet Google Calendar – Spanning Sync

 以前からカレンダーにはGoogle Calendarを使っています。Google Calendarは使いやすくて気に入っています。

 が、オンラインということで反応が遅かったりタブブラウザでどこに置いたかなぁ?と探すのが意外と面倒だったりします。

 そのため、オンラインのソフトでもスタンドアロンのソフトが欲しくなってくるところで、Gmailに対するスタンドアロン版(正確にはちょっと違うけれど)のMailplaneはなかなかステキで愛用しています。

Mailplane

 Google Calendarのスタンドアロン版というものはないのですが、iCalは同じように使えて(というかたぶんGoogleの方がまねしたんだと思うのですが)非常に使いやすい。使いやすいのですが、残念ながらGoogle CalendarとiCalの同期という問題がありました。

 Spanning SyncはそんなiCalとGoogle Calendarの同期をしてくれるソフト。どちらに予定を入れても消しても同期してくれます。これが非常に快適。

Spanning Sync

 普段はiCalを使ってさくさく予定を入れて(オフラインでも使えるよね)、オンラインで確認する必要があれば(たとえば携帯で)Google Calendarを表示する。そんな使い方ができるようになります。ステキ!

 シェアウェアなのがちと残念ですが、$25で1年分、$65で無期限だそうです。今、どちらにしようか迷っているところ。

P.S.
 同じようにGoogle CalendarとiCalを同期してくれるgSyncなんていうソフトもあるようです。こちらは$20だけれど、ネットの評判を見ているとSpanning Syncよりも若干使いにくい?

 自分で試してみたわけではないので、気になる方はぜひおためしください。

gSync

 それにしても、ぱっとアプリ書いて会社設立してしまうのだから、すごいもんだと思います。

しばらくぶりねと私はいった

手帳も、人間のように怒ったりしないんですよ。
「おまえ練習しねぇじゃねぇか!」だとかさ、
「毎日、白紙ばっかりで、もったいないぞ!」とか
決して言わないんですね。
そして、しばらくほったらかしにしておいて、
しばらくぶりにひっぱり出しても、
おんなじようよう、つきあってくれるんです。
当たり前なんですけどね。でも、そこがいいんですよ。

ほぼ日刊イトイ新聞 – 今日のダーリン

 糸井さんはこのあと、「待っててくれる」という言葉に痺れたと書いていますが、自分もかなり痺れました。

 これ、自分自身ができたらなぁって。人でやるのはなかなか難しい。どうしても普通の人間関係であれば、疎遠になるのが普通で。久々に会って、眠っていたスレッドがむくっと起きて仕事を始めるような、その瞬間にまた時も再開することができるというか、そういうのができる関係はとてもステキ。

 ここで書くのをストップしておいて、ふと見返して、いやいや、書いていていいたいのはそこじゃないそこじゃないと。もっと重要なのは怒ったりしたりしないで待てるという精神的な余裕さ、これが欲しい。見守るような。ついつい口に出してしまったり、自分でやってしまったり。そうじゃなくて、任せて見守るみたいな感じ。

 それにしても、この糸井さんの痺れたという書き方は、なんだか自分が紡ぎ出したのではなくて、降りて来ちゃったみたいな書き方で、なんだかいいなぁ思ったのでした。

2日で人生が変わる「箱」の法則

 先日、ちょこっと紹介しましたが、「箱」本、第2弾。「2日で人生が変わる『箱』の法則」を購入し読みました。

「箱」本、第2弾登場

2日で人生が変わる「箱」の法則
著者: The Arbinger Institute
ページ数: 300ページ
出版社: 祥伝社
発売日: 2007年9月6日

 まず最初に大まかな感想を書いてしまうと、第2弾の方がさらによくなってる!!!ということです。心理療法(を語れるほどではないですが)の知見の肝となる要素がかなり含まれているのではないかと思いました。正直書きたいことはめちゃめちゃあるのですが、、、ぐっとこらえて、読んでください(しばらくしたら書くかも)。

 私にとっては大変な悶絶本でした。心理療法の知見の肝となる要素が含まれていると書きましたが、それらここの要素が頭の中で一瞬にしてつながってしまいました。

 大きなキーワードは、前書でも出てきた「人を物としてみること」、そして今回大きく取り上げられる「自己正当化」。これらを行ってしまうがために、大多数の争いが起こってしまうのではないか、というのが本書の主張です。

 であるならば、その逆を行けばいい(そう簡単にはいけないけれど)というのがその解になる。

 実はこの見方、とある方が実践されているのですよ。

 それは任天堂の岩田社長。今、「ほぼ日刊イトイ新聞」に連載中の糸井さんと岩田さんのお話を見てみましょう。

任天堂の岩田社長が遊びに来たので、みんなでご飯を食べながら話を聞いたのだ

プログラムの世界は、理詰めです。
だから、もしも完動しないとしたら、
原因は全部、プログラムしたこっちにある。
わたしは人と人との
コミュニケーションにおいても、
うまく伝わらなかったら
その人を責めずに自分の側に原因を探すんです。

だって絶対間違ってるんだもん、プログラムが。
だから、人と話してうまくいかなかったら、
「わからない人だな」と思う前に、
こっちが悪かったんだろうと思う。

プログラマーとしての思考モデル

 もし岩田さんが、人を物としてみて相手が悪いと考えたら?わからないのは相手が悪いと自己正当化したら?はたして・・・。

 今、読んでいて思ったけれど、岩田さんコンピュータに対しても非常に謙虚だなと。とてつもなく謙虚。だからこそ天才プログラマーになったのかもしれません。

 相変わらずとてつもなく良書です。マンセーしすぎると信者と思われるかもしれませんが、それでもかまいません。とてつもない名著です。

 人間はいくつになっても成長できる。その心はたとえ子どもであっても子どもではないということ、つまりは人であるということ。そして、幾ら年を取っていても成長しているとは決していえないということ。それを心にしっかり刻み込んで、日々過ごしていこう。